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中国式統治の限界

昨日は21時前には上がり、たっぷり寝ました。朝から元気いっぱいで、(ちょっと疲れて来ましたが)仕事しています。最近は、商品の話ばかり書いているので、アーチェリー業界の話も少し書こうかなと思います。久しぶりにまじめな記事を書きたいと思います。

今までの記事をちょっと振り返ってみると、アーチェリーホームタマさんのオープン以来、業界のことについて3ヶ月くらいは書いていませんでした。

この間には、JPアーチェリー大宮店のオープン、SFとUUKHAとの代理店交渉、フランジィーリの著書の翻訳権の獲得と翻訳、チョン・ジェホンさんの来日のお手伝いと、個人的なところでは双子の出産とイベントが盛りだくさんで、それどころじゃなかったということもありましたが…それでも、時間を作ってはいろいろなショップに出かけ、色々な話を聞きました。書いても良いよというところは、ブログの記事にしたこともありますが、それ以外でも、今年はたくさんの業界の方とお話しました。

それを一言でまとめると「中国式統治の限界」ということになるのかなと思います。

日本のアーチェリー業界の一部代理店がぼろもうけするゆがんだ構造については、何度も書いてきましたので、ここではもう繰り返しません。アーチェリー用品の通信販売が日本で始まった時期は分かりません。80年代でしょうか。その後のFAX販売の登場、ネット販売の登場、中小関係なくほぼ同じ値段で卸していたヤマハの撤退、それにより、大手と零細間での卸価格の差は以前に比べて何倍にもなりました。さらには二次代理店価格で商品を取って、小売りする業界のやり方(*)。

時代が変わりゆく中で、アーチェリー業界の構造は変わらず、どんどんと歪んでいきます。その中での一番の被害者は販売店(プロショップ)ですが、一部の代理店は「外敵」を作ることで、歪んだ業界内の構造にではなく、販売店の目を外に向けさせることを試みて来ました。

中国が内政(国内の政治)に失敗した時に、国民の目をそこにではなく、日本の植民地時代に向けさせ、日本をたたくのと同じやり方です。

あちぇ屋はその流れの中で、2007年に登場しましたが、ずっと「外敵」の役割を担ってきたのかもしれません。

しかし、ここにきて、販売店のみなさんもいよいよ、問題が「外」にないことに気付いてきているように感じます。少なくとも、複数の代理店と付き合いのあるショップは…。

最近、何冊か日本の政治や経済の問題点について書かれた本を読みましたが、驚くべきことは、そのテーマはいずれも、「敵はうちにあり」ということでした。中国やアメリカ・韓国などの外部環境の変化などよりも、まずは、自分たちの「日本」という国を見つめなおさなければ。

2010年はもう終わりますが、2011年にはアーチェリー業界は大きく変わるのではないかと思っています。変わるのはあくまでも業界の内側なので、お客様に見えるところでどのような変化が出るかという部分については、なんとも言えません。

ただ、内部の問題から目をそむけさせるために、他人を悪者にして、内部を統制するという中国式のやり方が限界にきていることは間違いありません。販売店が本当の問題気付き、目を向け、代理店と販売店との信頼関係が変わっていく中で、必ず、アーチェリー業界は大きく変化すると思います。

個人的な予想ですが、7:3くらいの確率ででいい方向に変わるのではないでしょうか。


*メーカーの価格には3種類あります。

①Distributor Price : 卸代理店向けの卸価格
②Dealer Price : 小売り店向けの卸価格
③Retail Price : 販売価格

当然、①が一番安く、それは商品を地方の販売店に再流通させるために、メーカーが安く値付けをするためですが、その①の価格で商品を仕入れて、それを自社の通販や小売り店で直に売るというやり口が、日本で一時期横行しました。

当然、通常の販売店は②の価格で仕入れしているために価格競争には勝てません。その大手のやり口によって販売店が苦しんだため、公式にはどこも口にしませんが、メーカーは日本向けのDistributor Priceを、Dealer Priceに近いことろまで値上げするか、日本向けには本当のDistributorがいないということで、日本には①の価格を廃止しています。そのために、日本の代理店は他国の代理店に比べ、より高い価格でメーカーから商品を仕入れていますが…

テーマ : アーチェリー
ジャンル : スポーツ

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